売買のタイミングを逃さない!押し目買い、ナンピン、逆張りについて徹底解説!

株の売買で利益を出すためには、「売りと買いのタイミング」を理解しておくことが必要です。投資初心者の人にとって、このタイミングを理解するのが1つ壁になっていますが、いくつかパターンに分けておくと覚えやすいです。今回は、数あるパターン、手法の中から「押し目買い、ナンピン、逆張り」に焦点を当てていきます。これらのパターン、手法を理解することで、株の売買が楽になりますよ。それでは、実際に見ていきましょう。

 

押し目買いとは?

 

押し目買いとは、株価の再浮上を狙って株を購入する投資手法です。株価には、「移動平均線から離れると、移動平均線付近に戻ろうとする」性質があります。株価が移動平均線を下回れば、移動平均線付近に反発して戻ろうとするのです。この反発のタイミングを狙って、株価が移動平均線を下回った際に株を購入するのが「押し目買い」となります。ただ、「株価が移動平均線付近に戻る」という性質は必ず起こるものではありません。

 

株価の特性の1つに過ぎないので、必ず押し目買いが成功するとは限らないので、注意してください。株価が移動平均線付近に戻る際は、「一時的な利益確定の売り」が入ったときに起こる傾向にあります。企業業績が悪化したなどマイナスの情報が無い状態で株価が急に下落しらた、大口株主が売りに入ったと推測します。この場合は、株価下落のタイミングで新たな注文が入りやすいので、押し目買いが有効になります。

 

押し目買いの失敗例

 

押し目買いは、移動平均線を下回ったタイミングを狙うのですが、その際に、押し目買いが「失敗」してしまうパターンがあります。

 

それは、「移動平均線付近で、チャートが細かく上下を繰り返す」状態です。チャートにいくつもの細かい山ができる状態で、投資家たちが売買がせめぎ合っている様子を示します。この状態になると、「株価が一定の天井を見せた」と判断する投資家たちが増えて、その後の株価の伸びが弱くなる傾向になります。

 

株価の上昇度が弱くなったのを見て、利確する投資家たちも増えてきます。このような動きが相まって、株価が下降トレンドに突入してしまうのです。一度、下降トレンドに突入すると、損切りの動きも拡大するので、株価の下落に拍車をかけることになります。

 

ただ、このパターンも毎回必ず起こるものではありません。細かいチャートの上下があっても、株価が少々に転ずることもあります。あくまでも「下落する確率が高い」という認識を持つようにしてください。

 

 

ナンピンとは?

 

ナンピンとは、株を購入した後に株価が下落した際、同じ株を追加購入して、1株あたりの平均取得単価を下げる手法です。

 

例えば、ある企業の株を100円で100株購入したとしましょう。その後、株価が60円に下落しました。この段階で、さらに100株追加購入します。そうすると、1株あたりの平均取得単価が80円に下がることになります。

 

具体的な計算は以下の通りです。

 

1回目の買い        :100株×100円=10,000円        → 平均単価:10,000/100=100円

 

2回目の買い        :100株×60円=6,000円         → 平均単価:6,000/100=60円

(ナンピン)

 

合計                     :200株で16,000円             → 平均単価:16,000/200=80円

 

 

ナンピン後に、株価が回復して110円まで上昇した場合、利益は以下のようになります。

 

ナンピンをしていない場合              →          (110円ー100円)×100株=1,000円

 

ナンピンをしている場合                 →          (110円ー80円)×200株=6,000円

 

 

ナンピンをした方が、株価の平均取得単価が低い分、利益が大きくなることが分かります。株価が上昇すれば、ナンピンが効果を発揮する訳です。

 

ただ、株価が上昇せずに下落を続けた場合、損失が更に拡大することになります。

 

例えば、上記のナンピンを行った後、株価が50円になったとしましょう。すると、損失は以下のようになります。

 

ナンピンをしていない場合              :          (50円ー100円)×100=-5,000円

 

ナンピンをしている場合                 :          (50円ー80円)×200=-6,000円

 

 

ナンピンをしてしまったせいで、買い増している100株分の損失が加えられてしまっているのです。

 

このように、ナンピンは相場の方向によって利益を大きくしたり、また損失を拡大させる二面性をもっているのです。いわば「諸刃の剣」と言えますね。投資経験が浅く、相場を読むことにまだ不慣れな人には、ナンピンはあまりおすすめできません。根拠のないナンピンは博打と同じです。たまたまナンピンが上手くいったとしても、それをもう一度再現できなくては意味がないです。

 

「負け分を一気に取り戻そう」と考えて、ナンピンに手を出してしまう人もいますが、これはギャンブルで負ける人と同じ心理状態です。投資は「ギャンブル」ではないので、一気に取り戻すという考えは捨てて、損失がでたらちゃんと受け止めるようにしてください。初心者の方はまず、相場を予測する練習を積むようにしましょう。自分の予想通りに相場が動くようになったら、ナンピンを始めてみてください。

 

逆張りとは?

 

逆張りとは、相場の流れとは反対の方向の注文をすることです。ある企業の株が下落している際に「買い」の注文いれたり、逆に上昇しているときに「売り」の注文を出すことを指します。通常、下落局面の時はさらに株価が下落すると考える人が多いです。市場の参加者が「下がる」と思っているからこそ、株価は下降を続ける訳です。ただし、下落にしろ上昇にしろ必ず「トレンドの転換」があります。下落から上昇に、上昇から下落に転じる瞬間を狙うのが、逆張りの神髄と言えます。どのタイミングで底や天井を迎えるかは、正直なところ正確に把握するのは難しいです。企業や市場の状態によって、株価の上昇、下降度合いは千差万別だからです。

 

ただ、1つ言えることは、「急激な下落、もしくは上昇が継続している場合は、逆張りをしやすい」ということです。急な上昇、下落は株価の天井、底をすぐに迎えやすいので、株価が逆方向に転換しやすい状態になります。緩やかな上昇、下落はどこで転換点を迎えるか予想が難しいので、逆張りはあまりおすすめできませんね。

 

逆張りでもナンピンと同様、「市場動向を予測する力」が求められます。よって、投資初心者の方は、逆張りの多用は避けた方が無難です。リスク分散のために、逆張りをする場合は例外ですが、逆張りで大きく儲けようとすると、予想の反対の動きをした際に損失が膨らんでしまいます。ある程度、自分の中で相場観が固まってから、逆張りに挑戦してみてください。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。今回紹介しました「押し目買い、ナンピン、逆張り」の手法は、どれも株価変動のタイミングを利用して利益獲得を狙う手法になります。どれも市場を分析する力が求められるものなので、投資初心者の方はまず、市場分析の経験を積むようにしましょう。根拠のない買い、売りはギャンブルと同じです。

 

「なぜ、買い注文、売り注文を入れるのか」ということを他人に説明できるぐらい根拠を明確にしておくと、自分の投資スタイルを客観的に見れますよ。成功した場合、失敗した場合どちらとも自分の投資スキルを高めるのに必要なことです。成功パターンはそれを繰り返し再現して、失敗パターンは同じ過ちを繰り返さないようにしましょう。

 

まだ投資経験が浅い人は、毎日チャートを観察することをおすすめします。いくら本を読んでも、実物の生きたチャートに触れなければ意味がありません。投資を成功させるために、自分の時間を「投資」してみてくださいね。

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